八ケ岳・野辺山星空観測~新月としぶんぎ座流星群極大日が重なる~「その3・星空撮影第二部」

八ケ岳・野辺山星空観測~新月としぶんぎ座流星群極大日が重なる~「その3・星空撮影第二部」

2022年1月4日(火)

2021年の12月に山梨県小菅村で双子座流星群を観測してから1か月くらいしか経っていないけれど、「次の新月のタイミング」「しぶんぎ座流星群の極大が重なる」しかも「お正月休み」ということで、八ヶ岳の野辺山に1泊で観測に行ってきました。

時刻は4:30
観測第二部

2022年の「しぶんぎ座流星群」の極大を迎える時間は午前5時過ぎ頃でしょうということで、4:30起きで一度ホテルの部屋で寝てから起床しました。
 

では行って参りましょう。
 

今回のしぶんぎ座流星群の放射点は「りゅう座」の左あたりみたいですね。(←みつけやすい!
北斗七星の近くです。
どんな場所でも北斗七星ならすぐにわかるので、放射点はそれでわかった。
でも、あくまでも「そのあたりから放射されますよ」なので、実際に流星が天面のどこに出るかはまったくもって予測不可能です‥。

なので、できるだけ広い天面を色々な方角で撮影してみよう‥。
 

北斗七星
それにしても、明け方が近くなった時間帯で一段と雲が多くなってきました‥。
常に、天面の20%くらいしか雲に覆われていない星空を探しながら、それでも三脚の向きを変えてシャッターをリモートで押せるレリーズのボタンを押すころには風向きが刻一刻と変わってきます。
 

肉眼での実際の星の見え方はこのくらいでした。
 

Canon Eos KissX9 f/2.8 シャッタースピード25s ISO800 広角レンズ

すごく見えづらいかもしれませんが、時々こうやって映ったのが流星です。細っいーーー線。
 

Canon Eos KissX9 f/2.8 シャッタースピード25s ISO800 広角レンズ

下から伸びている細い線は流星ではありません。
たぶん、地球軌道上を周っている人工衛星です。

シャッター速度を25秒に設定しているので、移動している光を25秒間追って撮影した軌跡です。

肉眼で見ると明らかに飛行機ではない高度でじわじわと進むのがわかります。
 

この線は流星ですね。
やっぱり雲が多いと流星の光も弱いですね‥。

Canon Eos KissX9 f/2.8 シャッタースピード30s ISO800 広角レンズ

「1時間で30~40個くらい観測できるでしょう」
と報道されてはいたのですが、だいたい20個くらいの流星を見られました。
 

Canon Eos KissX9 f/2.8 シャッタースピード30s ISO800 広角レンズ

東の空。
そろそろ日の出の準備が始まる時刻は5:45。

そろそろお開きにしましょうかね‥。
 

今回撮影していたのは、このホテル敷地内のグラウンドの奥の場所。
今は一面が雪ですが、もともとこの地は芝生の広いグラウンドなので、厳しい季節でなければ寝っ転がって観測できますね。

 

*    *    *

 

いつもぴとっとありがとうござます。