華金の銀ぶら~その1「お芝居を観に行く」~
2021年12月3日(金)
金曜日はお仕事をお休みして、銀座へでかけよう。しかも都民なのにわざわざ1泊で。 「銀ブラ」の語源になった「ブラジルコーヒー」は今回は飲みませんが、 観たかったお芝居を観て、食べたいと思っていたシェフのお料理を食べる。それだけだけど今しかできない要素が少なからずあるので、ずっとやりたいと思っていたことは今のうちに楽しんでいた方が良いと思う。
12/3(金) 有楽町から
時刻は13:15 有楽町到着。
ものすんごく久しぶりに電車乗るので、「あれ!?そういえばSUICAどこしまったっけ??」って出かける時に探しまくってしまいました。
有楽町駅前の朝日ホールに、お芝居を観に来ました。お芝居を観に出かけられるのも何年ぶりだろう‥
イッセー尾形さんのお芝居はもうずうっと見続けてもうかれこれ何十年。そう、何十年も経つと、おじいちゃんになっちゃったな‥
お客さんの層もご高齢の方が多くなった気が。
一人芝居で何種類ものキャラクターを演じる衣裳が、上手の袖にあるのがいつもの特徴。キャラクターの1話ずつで転換するときに舞台上は暗天するのですが、次のキャラクターの衣裳替えも舞台上の袖で行うのが見られるのがイッセーさんのお芝居です。
「コロナ」「宣言」「解除」などの時事ネタが今回久しぶりに織り込まれて、麻生さんのものまねもたっぷり笑いました。
おうちでディスプレイでコメディーを一人で見ている時とは違って、周りにも隣にも同じ空間で座ってみんな好きで観に来ているお客さんが同じポイントで笑い声がわーって沸くと、何とも言えない共有間感に満たされます。
流れ星を表現する
ちょうど20年前の、まだ高校生だった時。
うちの高校は進学校でありながら文化祭には生徒が自立で率先して力を入れていて、毎年秋には1学年を4つのチームに分けて演劇コンクール(通称「演コン」)を市民会館を2日間貸し切って行っていました。
その流れで演劇が好きになり、俳優になったり、舞台関係に進むOBOGもたくさんいます。キャストはもちろん生徒ですが、舞台・照明・音響・会場設営・警備・会場との折衝・舞台装置の運搬もトラックを貸し切って生徒がすべて行います。わたしは1年生の時はキャストで演者として、また、2・3年生の時は舞台監督を務めました。
あるシーンで流れ星を表現しなければならない部分があり、
「どうやって流れ星を作ろう‥?」
と、一人で試行錯誤して考え出したのが
こういう仕組み。
上手の頭上から下手舞台面にワイヤーをぴんと張って、それに輪っかで通した電池付きの豆電球を滑らせて落下させれば‥
と、実際やってみたら想像以上に「おぉーーー!!」っと観覧生徒たちからも驚きの声が上がるほどうまくいったのです。その流れ星の仕組みが、
今回のイッセーさんの舞台にも使われていました!!(驚
開演前に客席に着いたときに、舞台上にかすがいのように張ったワイヤーを見つけたので、
「もしや‥」
と、思っていたのですが本当に流れ星が落ちていきました。
おぉ‥
あの時の高校生の頃のアイデアは、今も現実のプロの舞台でも使われているのか‥なんだかうれしい‥
ちなみに、当時高校生の頃にもう一つ編み出した舞台上の仕組みがあって、
太陽系惑星が並んだ宇宙空間の照明スライド
です。
舞台背面のホリゾント幕に照明を通して大きく映し出されるためのもの。一般的に使われるのは、そんなに複雑ではない幾何学的な単純なものなのですが、
「すごく芸術的で凝ったものを作りたい!」
と、高熱になる照明に耐えられるように金属板を版画のようにカットしていき、絵柄を耐熱セロハンでちまちまと切り貼りして作り上げました。(←受験勉強そっちのけ
その太陽系のスライドも当時すごく評価されたのが嬉しかったのですが、
実は今でもその照明スライドは保存されて、多摩地域の市民会館や劇場などで舞台照明装置の道具として使われているそうです。
* * *
お芝居を観終えた後、銀座の宿にチェックインしました。
今夜はおゆうはんをほど近くの銀座でいただく予定なのですが、お酒も飲むので飲んでから電車で帰るのかったるいな‥の法則です。
そのあとしばらくゆっくりして、前回の銀ぶらの時はアンテナショップ巡りをしたのですがその時に行けなかった岩手の銀河プラザに久しぶりに行ってみよう。
東銀座の、歌舞伎座があるところの真向かいあたりにあります。
「銀ぷら」(いわて銀河プラザ)
大好きな岩手のアンテナショップ。毎回ここへ来ると散財します。たくさん買い込みたいけど、冷凍食品は持って帰れないな‥
でも、お店から買ったものをクール宅急便で発送してくれるので利用しました。便利ですねー。
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