2/10 知床ウトロから再び網走へオホーツクのわし観察
2020年2月10日(月)
本日の行程
- ウトロの宿をチェックアウト(9:00)
↓ - (バス)ウトロ温泉バスターミナル(10:00)→JR知床斜里駅(10:50)
↓ - (JR釧網線) JR知床斜里駅(10:50)→JR網走駅(11:53)
↓ - 網走駅付近の宿で荷物を預けてわし観察ツアー
↓ - 網走湖でわかさぎ釣り
↓ - 17:00頃 ホテルに戻ってチェックイン
お世話になった知床の民宿の宿
なんていうこと!一夜にして!
今朝起きてみたら、宿の部屋の窓の外に広がる海には一面に流氷が敷き詰められていました。
昨日の朝はまだ海の半分くらいだったのに‥
刻一刻と変わっていく北の海の様子には目が離せません‥。
知床ウトロの民宿で朝ごはんをいただいてから、朝9:15にチェックアウトしました。
泊まってみたら、ごはんはおいしいわ、にゃんはいらっしゃるわで、猫好きにとってはこの上ない宿でした。絶対また何度も泊まりたくなります。
宿のフリースペースや喫煙室にもあった自由に読める本の中には、ねこにまつわるものもたくさん。
なるほどねー。どうりでねー、と、猫好きな宿のご家族の方の温かい歓迎がこんなところにも出てくるんでしょうね。
そして、宿主さんに車でウトロバスターミナルまで送っていただき、楽しかったウトロを後にします。
ありがとうございました。お世話になりました。
ウトロバスターミナルからはバスと列車を乗り継いで、本日の目的地「網走」に再び向かいます。
本当はウトロバスターミナル10:00発に乗車する予定だったのですが、この日は臨時便が出るということで、09:36出発です。
知床斜里駅
知床斜里駅に着きました。
意外と混んでます‥。
列車が出発する何分か前でないと改札が開かないので、並んで待ってるようです。わたしは並ばなくても開いたらゆっくりはいればいいや‥。
知床斜里駅にある売店。
手作りのおにぎりなども売っていましたが、おみやげ品なども売っていて、空港で取り扱っているような感じではない、ノスタルジックなお土産品にそそられてしまい、
北海道ならではの木彫りの
あれ
も売っていたので買っちゃいました!
ちょっと感動。
1両編成の列車で網走へ。
車内で座れたので、昨日買った知床流氷フェスに出店していた「カフェ アルビレオ」さんの特製「レモンケーキ」をゆっくりといただきました。
うん。
「幸せな味がする」
網走駅に到着したら、泊まる予定の駅近のホテルにスーツケースだけ預けさせていただいて、
今日のツアーのガイドさんの車に乗せてもらって移動します。
こんな国道沿いですが、網走駅から車で5分くらいのところで駐車。
高台の林のような木々に、今回観察したい
「オオワシ」と「オジロワシ」
が木の枝にとまっていることが多いのです。
「オオワシ」と「オジロワシ」
オオワシ
日本で一番大きなワシ。翼を広げると大きいもので2m50cmもあります。
ちょうど大型観光バスの前面の横幅と同じだそうです。
夏にロシアで繁殖して、冬になると南下してきてオホーツク海沿岸部でも観ることができます。
オジロワシ
オジロワシもオオワシと同じくらいの体長ですが少し小さめ。でも、翼を広げると大きいもので2m40cmくらいはある。
全身の羽毛は褐色で、尾っぽが白いので「おじろわし」と言われてるそう。
オオワシと違って、北海道にも一部周年生息しています。
世界中でも6000羽しか生息していなく、そのうち北海道で越冬するのは1700羽くらいといわれているそう。
世界中の数少ない中の、そのうちの20羽近くが
今
目の前にいます!
ガイドさんが用意してくれた望遠鏡。
スマホだと覗けて写真が撮れるようなので、お願いしてみました。
望遠鏡の方ののぞき穴がこうなってるので、スマホのような小さなカメラレンズだど、ちょっとコツがいりますが撮影ができるんだそうです。
オジロワシ
↑
スマホ×望遠鏡で撮影。
すごーーーーーい!こんなはっきり撮れるんですね!!
わぁーーーー。
望遠鏡、欲しくなっちゃった‥。
オオワシ
うわぁ‥。
すごい‥。としか、言いようがない‥。
野生を生き抜いてるぜ、って感じがすごいですね‥。
今、この写真の横幅が、大型観光バスの横幅ってことですか‥。
大きいなぁ‥。
手持ちの一眼カメラだとこのくらい。(EOS Kiss X9)
望遠レンズではないです。
このくらい。(EOS Kiss X9)
でも、オオワシとオジロワシがどこにるかはわかりますね‥。
肩が白いのがオオワシですよ。
雄大だなぁ‥。
このツアーに参加できて本当に良かったです!
実は昨日、おとといも別のツアーの一環で、オオワシ・オジロワシを観察する機会があったのですが、ここまで多くの個体数と望遠鏡ではっきり見えたのがすごく感動しました。
来てよかったなぁ‥。
* * *
高台からの流氷帯
さて。
野鳥の観察の次は、
網走湖にわかさぎを釣りに向かいます。
なのですがその途中で、車をちょっと網走から市街の高台に向けて走り、
高台の上からオホーツク海を遠巻きに見たら流氷帯が見えるのではないか?
ということで向かってみることにしました。
というのは、今一緒にツアーに同行している他のお客さんはまだ流氷を見ていないので、午前中の網走からの流氷観光船も欠航してしまってしょんぼりされていて、そこに同乗させてもらったわたしが
「昨日、ウトロでもう体験しましたよ」
とか
「その前の日だったら網走でも流氷観光船で観ましたよ」
だなんて言うのは野暮だな、と思ったので助手席でずうっと口をつぐんでいました。
でも、そのお客さんは次の日にウトロに行くそうで、
だったらめいいっぱい流氷観れるね!
という未来的なこともわかってしまっているのですが、それを言うのももったいないな、と、ずうっと頑なに口をつぐんでいました。
明日何が起きるかなんてわからないほうがいいもんね。
前方に雪煙!!
正体を追えども追えども追いつけず‥
その正体は除雪車でした。
すごいなー。
こういう光景も雪国に来ないと絶対見れないですもんね。
この、ダンプカーの前面を改造した除雪車がいたるところで活躍しています。ただし、道路によっては管轄があるようで、市道だったら網走市、道道だったら北海道、国道だったら国土交通省の管轄の除雪部隊が雪かきをしているそうです。(ガイドさん情報)
ここは市道なので、「網走市役所」とダンプカーの横面に掲げてありました。
若いころのアルバイトは除雪車の運転も冬は人気なんだとか。
そういうのも雪国らしいですね。
高台まで車を進ませて、地平線と海の間に見える白いのが
流氷帯です。
見えましたね!
流氷もそうだったのですが、肌を刺すような寒さの中で目の前に広がるこういう北海道ならではの景観を観れたのも今回の旅の目的が叶ってよかったな、と思います。
* * *
知床斜里駅の売店で買った
例のアレ。
にゃん。
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